「三岸アトリエ保存活用計画」【概要】

三岸アトリエ運営事務局(株式会社キーマン内)(株式会社キーマン 東京支社:東京都中央区、代表取締役:片山寿夫)は、2024年7月に継承した国登録有形文化財「三岸家住宅アトリエ」(東京都中野区、設計:山脇巌/1934年竣工)の大規模改修工事について、改修プラン発表会を2025年10月28日(火)に開催いたしました。

運営主体となる耐震補強・建築再生を手がける株式会社キーマンは、同社が所有する三岸家住宅アトリエと集合住宅「カーサビアンカ」の2つの建物を一体で運営し、“文化財施設ならびに旧耐震建物の未来的保存モデル”としての活用を目指します

この発表にあわせて策定した「三岸アトリエ 保存活用計画書」について、より多くの皆さまに本建物の歴史的価値と今後の活用方針を知っていただくため、本日より、公式ホームページにて一般公開を開始いたします

ぜひご覧いただき、文化財建築の保存と活用に向けた私たちの取り組みに触れていただければ幸いです。


> [保存活用計画書(PDF)は以下からダウンロードが可能です

※記事等にへ掲載していただける場合はお手数ですが、メールもしくは公式LINEにてご一報賜りますようお願い申し上げます。
・パース図についてはデータのお渡しも可能です。クレジット入りでのご利用をお願いいたします。
・三岸家住宅アトリエの写真提供の可能です。クレジット入りでのご利用をお願いいたします。


【プラン発表会 登壇者】

  •株式会社キーマン 代表取締役 片山 寿夫
  •創造系不動産株式会社 代表取締役 / 神奈川大学建築学部 教授 高橋 寿太郎
  •株式会社建築継承研究所 代表取締役 樋口 智久
  •株式会社山野井靖建築事務所 代表 山野井靖

【三岸家住宅アトリエ 建築概要】2025年10月現在

 •名称三岸家住宅アトリエ
 •所在地:東京都中野区上鷺宮2丁目2-16
 •竣工年:1934年(昭和9年)
 •設計者:山脇 巌(1898–1987)
 •構造:木造2階建ておよびコンクリートブロック造平屋建、スレート葺、建築面積88㎡
 •文化財指定:2014年国登録有形文化財(建造物)登録
 •外観意匠:水平・垂直を強調したシンプルなフォルム。
 •開口部のデザイン:光を最大限に取り込む大きな窓配置(※今回の大規模改修に大きく関わる要素)。
 •美術史的意義:画家の生活と創作の場として、昭和初期の芸術活動の痕跡を今に伝える。
 •保存の重要性:戦前モダニズム建築は解体が進んでおり、現存例が少ない。特に「生活と芸術が一体となった住空間」は稀少。

【株式会社キーマンとは】

株式会社キーマンは、創業30年以上にわたり「土木」「建築」の2分野を主軸に、耐震補強を主軸に事業を展開してきた企業です。近年は、その技術を活かした建築再生の分野で旧耐震建物の活用や文化財建築の保存継承にも取り組み、まちの価値を未来へとつなぐ活動を進めています。
三岸家住宅アトリエは、2024年7月に、隣接する築55年の集合住宅「カーサビアンカ」とともに同社が継承しました。
今後、カーサビアンカも改修作業が進みます。三岸家住宅アトリエとカーサビアンカを含む敷地一帯を同社の
「REDOプロジェクト」(旧耐震建物を耐震補強とリノベーションで再生・運用する取り組み) として進めてまいります。
https://www.keyman.co.jp/

メディアリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000111767.html

三岸アトリエ運営管理事務局
◎お問い合わせ◎miguici-atelier@keyman.co.jp
◎公式LINEでカンタンにやり取りが可能です◎ https://x.gd/Lq2Zn